シロアリってなに?

シロアリはゴキブリの仲間!

写真 シロアリはゴキブリの仲間と聞いて「蟻の仲間じゃないの?白いアリでしょ?」と思う人が多いと思います。名前に「アリ」という文字が入っているので蟻の仲間だと思っている人が多いと思いますが、実はシロアリは分類上ゴキブリの仲間です。

シロアリは 昆虫網ゴキブリ目シロアリ科 に分類されます。
ちなみに蟻(クロアリ)はハチ目、スズメバチ上科、アリ科に属し、
 
昆虫網ハチ目アリ科
に分類されるので、ハチの仲間になります。
この「目」というのは簡単にいうと、その生物の特長からおおまかにどういった生物の仲間かを表す分類になります。

シロアリは分類上、ゴキブリの仲間ですがシロアリとゴキブリの生態は全然違っており、シロアリの実際の生態・習性は蟻(クロアリ)と似ています。
それは、蟻(クロアリ)もシロアリも女王アリを中心に、働きアリや兵隊アリなどが一つの家族(コロニー)を作り、それ以外のアリはエサを運んだり、巣を防衛したりと、それぞれ役割が与えられ集団で生活しているからです。

このように役割を持って集団で生活する昆虫を「社会性昆虫」といい、社会生活の構造や仕組みは蟻(クロアリ)とシロアリでほとんど同じです。
しかし、蟻(クロアリ)はシロアリを食べてしまいます。シロアリにとって蟻(クロアリ)は天敵であり、またシロアリとゴキブリの共通点は「湿気を好む」ということです。


 

シロアリってどんな生き物?

写真 被害を与えるシロアリとは?
日本では建造物に翁被害を与えるのはヤマトシロアリとイエシロアリの2種類が知られています。ヤマトシロアリはゴールデンウイーク前後の日中に、イエシロアリは6月〜7月の夕方頃に羽アリが群飛します。これらの羽アリを目にすることで、シロアリ被害に気付くことがあります。

シロアリは職務がきちんと分担されています。
ヤマトシロアリよりイエシロアリが獰猛(どうもう)で危険と言われます。
シロアリの職蟻がもっぱら餌を集めに動き回ります。それを守るのが兵蟻です。

どこにいて、どこからくるの?

写真 シロアリは日本のどこにでもいると言えるでしょう。 腐朽した木材を分解して自然のサイクルを手助けする役割を持っています。 しかし土壌から、トンネル(蟻道)を作って建物の木材部にたどりついてしまうと木材の内部を食い荒らすため発見がしにくく、気が付いたときには、土台や柱がスカスカになる程の被害を受けていることもあります。

あなたのお家は大丈夫ですか?

写真 寒い間、土の中で活動休止していたシロアリは4月頃になると羽アリとなって外部へ出ていき、今が最も発見しやすい時期です。シロアリは明るい所を嫌い表に出てこない為、普段生活していても気付きません。
 
★★★1つでも当てはまる事がある場合、要注意です★★★

☑住宅内や庭で羽アリを見た
☑床や縁側を歩くときしむ場所がある
☑過去に雨漏りや漏水を起こした事がある
☑引き戸や扉の開閉がスムーズにできない場所がある
☑床下収納庫がカビのニオイがする
☑床下換気口からカビのニオイがする
☑押し入れや畳にカビが生える
☑布団が湿気やすい
☑庭の土がいつも湿っている
☑雨が降った後、庭にいつまでも水が溜まっている
☑水田や湿地を造成した土地である
☑床下にコンクリートを打っていない

被害事例

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新築から5年以上たったらシロアリ要注意!

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